ええと、なにから書いたら良いものか。
日比谷、川越と経験してきて
宇都宮ステップは初めてだったのですが
正直言って、首を傾げるようなことばかりでした・・・。
指導者の責任なのか、生徒の保護者の責任なのか、
運営事務局の責任なのか。
おそらく三者とも悪いのでしょう。
いちいち書き出すと
たくさんあって終わらなくなってしまうのですが
感想を一言で言うと、
「誰のための、何のためのステップ?」
これは言うまでもなく参加者自身のためのものだと思います。
弾く人がきちんと目的意識を持って参加し、
それぞれに達成感を感じられたなら良いのですが。
そして、
この日のためにお越しいただいているアドバイザーの先生方には
もっと感謝の気持ちや敬意を持つべきと感じました。
この地域(会場)ではそういう雰囲気が感じられなかったです。
ステップはいつもの教室の発表会ではありません。
少なくともわたしはそういう認識です。
聴いてくださるお客様がいること、
アドバイスがいただけることに感謝を持って弾いて欲しいものです。
もっと言えば、撮影会でもありません。
カメラの音を消すとか、そういう当たり前のことにどうして気づかないのでしょう。
お子さんが弾いている間ひたすらファインダーを覗き、シャッターを切る。
なんだかとても悲しくなりました。
この日のために作り上げてきた音楽を、
「音」を
全身を目と耳にして聴いて、感じてあげてください。
(話がそれますが、
わたしの発表会で撮影と録音の専任スタッフをつけているのは
お客さまには純粋に生徒の音楽を届けたい気持ちからです。
保護者による撮影も録音も禁止はしていませんが
できれば音楽を聴くことに集中して欲しい。
毎回行っている写真・CD・DVDのお渡しは、物品サービスではなく
あくまでそうしたことの付加的要素です)
また、
足台の設置・椅子の調整をスタッフまかせにする参加者が多いのには驚きました。
もちろん小さい子は自分ではできないと思いますが
その場合は生徒の保護者か、普段レッスンをしている指導者がするべきです。
それが当然だと思っていたのでびっくりしてしまいました。
姿勢や重心は、演奏全体を左右します。
間違えないで弾くとかそういうこと以前にもっとずっと大切なことです。
そうした最重要事項を他人まかせにしていたら
良い演奏はできるはずがないです。
「自分が出す音に責任を持つ」
これは演奏家には当たり前のことです。
職業演奏家に限らず、
小さいころから心がけとして持つべきものだと思っています。
保護者だけでなく指導者までもが足台をスタッフに委ねていたのには仰天しました。
単に考え方の違いなのかなあ・・・。
ご家庭によってはきちんといつも使っている足台やペダルを持ち込んで
セッティングしていました。
そのようにあるべきだとわたしは思います。
会場のものを借りるにしても、セッティングくらいは自分でやりたいものです。
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まだまだ思うことはたくさんたくさんあったのですが
このあたりにしておきます。
ステップは会場によって本当に雰囲気が異なりますので
今回宇都宮に参加した生徒は
ぜひ別の地域のステップにも参加して欲しいと思います。
ステップづいてる昨今。
来週末はさいたまのステップです。
あ、一応書き添えますが(^^;
別にわたしの教室ではステップの参加は強制してるわけではありません。
あくまで任意ですので出ない生徒さんももちろんいます。
それで指導内容が変わるわけではないので
ステップにご興味のない生徒さんもご安心くださいね。