2/11(月祝)、池袋のコミュニティカレッジで行われた
竹内正実先生によるテルミン特別講座を受講してきました。
とても勉強になり楽しかったです。
竹内奏法と呼ばれるものは確かに間近で見てもじつに合理的な奏法でした。
分かりやすいし、誰でも会得しやすい。
わたしの弾き方と竹内先生の奏法がかなり異なるのは前々から承知していたので
自分自身ではあまり戸惑いはありませんでしたが
先生からご覧になるとご指摘なさりたいことがたくさんあるご様子でした(^^;
(へなちょこすぎてごめんなさい)
あれからわたしも練習のときに真似てみるのですが
こと右手(音程をつかさどる方)に関してはミスが減り、やりやすいです。
左手の扱いは異なりすぎて真似ることすらままならないのですが・・・。
竹内先生のレッスンでは音楽用語が普通に飛び交っていましたが
あれを即座に全部理解できる生徒さんはどれだけいらっしゃったのか
ちょっと疑問です(グループレッスンでした)。
宗教曲への理解、ドイツ音名、和声学、コードネーム等々。
「ドッペルドミナント」と聞いてどれだけの人が分かるのか
わたしにはちょっと想像がつきません(^^;
少なからず音楽理論や音楽史の心得がないとついていけないかもしれません。
どなたも質問なさっていなかったから理解されていたのかな・・・。
こんなことを書くのは恐れ多いのですが(でも書いちゃう)
この日拝聴した竹内先生のテルミン演奏へのお考えの中でも
曲全体を解析・理解してから表現したいという思いを持って取り組まれるところは
自分の考えるものに近いと感じることが出来ました。
わたしの質問にも丁寧にお答えくださり感謝しています。
でも聞きたいことはまだまだいっぱいあります!
関東圏で竹内先生のプライベートレッスンを受けるのは困難とのことですが
機会があればまたぜひとも受講したいです。
--
余談。
音楽指導者という視点で見れば竹内先生とは同業者でもあります(笑)。
格が全然違うのは言うまでもありません。
短い時間で生徒の長所と短所を見極め、
初対面の相手にも通じやすい言葉で、問題点や今後の課題をコンパクトにアドバイスされるお手際は、
重ね重ね無礼ながら、
見事だなぁと感心しながら拝見しました。
ざっくりと全体を見渡しながらおおまかなポイントを1つか2つだけ提示するやり方ですね。
指導に無駄がなく、言葉かけのタイミングも絶妙。
自分の場合、大人の生徒さんや体験レッスンのときには同様のやり方をしますが
この日は生徒と指導者の表情を客観的に見ることができ、
自分のやり方を見直す機会にもなりました。
テルミン実技そのものだけではなくて
指導法の勉強にもさせていただき
とても充実した2時間でした。