生きてるヨロコビ(コンサートレポ・やや長)
- 2008.09.28 Sunday
- 21:43
一生忘れないくらいの感動を味わってまいりました。
9/26 金曜日、小曽根真さんのコンサートだったのです。
会場は初台のオペラシティ。
半年前から押さえたチケットはなんと2列目中央。
小曽根氏の真後ろですよ!
弾きながら歌う小曽根さんの声も聞こえてくる位置。
小曽根氏の登場からもう楽しくて楽しくて
終始 顔がほころびっぱなし。
・・・でありながら、目には涙という(笑)。
生きてて良かったとしみじみ喜びをかみしめられた夜でした。
以下に感想を。
ちょっと長くなりますが、興味のない方は読み飛ばしていただければ良いです。
感動したことだけ伝わればそれでOKでございます。
--
このコンサートの見どころはほかにも
グラミー賞のパキート・デリヴェラ氏の吹くモーツァルト「クラリネット協奏曲」、
ふだんはソリストである漆原朝子さん(Vn.)がコンミスを務められたこと。
これだけでもなかなか見られるものじゃない。
1曲目「ジュノム」はモーツァルトのコンチェルトの1曲です。
わたしは小曽根さんの「ジュノム」は3度目。
2006年のラフォルジュルネで初めて聴いて衝撃と感動で涙、
昨年冬に偶然カーラジオで聴いて駐車場で30分動けず涙、
そして今回、間近で見て涙。
って全部泣いてますけど(笑)
小曽根さんはジャズピアニストなのでもちろんアドリブ部分は毎回違うのですが
今回は漆原さんのアドリブ(これも本邦初公開だとか)との絡みもあって
そこで一番感極まってしまった。
小曽根さんのすごいところは
オリジナルの譜面をきちんと弾くこともできて
さらにエキサイティングなカデンツ(即興)まで違和感なくまとめ上げるところ。
「モーツァルトが聴いたら怒るでしょうか?」とMCでおっしゃっていましたが
モーツァルトは冗談が好きだったというし
むしろ喜ぶんじゃないかなあ。とわたしは思うです。
2曲目のクラリネットコンチェルトは
父親が何度かソロを吹いており、わたしにとっても幼いころからなじみのある曲。
1楽章もおもしろく聴きましたが、
特筆すべきは2楽章。
2楽章は緩徐楽章といわれるように、ふつうはゆったりと演奏されるのだけど
なんかちょっとテンポ早め?と思っているうちにパキート氏の衝撃の1音。
そこからはもうジャズの世界。
全然「緩徐」じゃなかった(笑)
後半の小曽根さんとパキート氏とのインプロヴィゼーションは
スタンダードやパキート氏のオリジナルで数曲。
そしてフィナーレはバッハの平均律をモチーフにした全メンバーによる即興。
圧巻でした。
聴衆は総立ち。
およそクラシックのコンサートではめったに見られないほどの熱狂で
当然のようにアンコール。
なのですが。
「サプライズがあります」と小曽根氏。
なんと、客席から
トロンボーンの中川英二郎氏、ピアニストの塩谷哲さんとトランペット奏者の方(ごめんなさいお名前わかりません!)が次々とステージに!
塩谷哲さんといったら、わたくし高校時代からの長年のファンなのです。
まさかあの方がこの場にいて、しかも小曽根さんとのデュオをこんなに間近で拝めるとは…。
このお二人のデュオを生で見る&聴くのは実は初めて。(もちろんアルバムは持ってます)
もう言葉が出ないです。
5人によるアンコールが終わったあとも拍手は鳴り止まなくて
もう1曲だけね、と小曽根さん&パキート氏とオケのメンバーとで始まったのが「リベルタンゴ」。
「みんな曲は知ってるけど合わせるのは今が初めて」という前フリの一言がなかったら
初めてだなんて思えないクオリティですよ。さすがプロ集団。
19:00にスタートで、終わったのが21:40くらいだったかな?
ちょっと記憶が定かじゃないですけれど。
ボリュームたっぷりでしたが、時間が過ぎるのがあっという間で
もっと聴きたいと思った。
そうそう、それから
小曽根さんの魅力のひとつは、その表情ですね。
1曲終わるごとに本当にいい笑顔をなさるんです。
こちらまで幸せになる。
本番後のCD購入者対象のサイン会でもおひとりおひとりと会話をされて
(挨拶程度ではなくてきちんと会話!すごいサービス精神!)
お人柄を感じました。
わたしは例によって月並みなことしか言えなくて自分にガッカリ。
(一緒に行った妹は「カレーとハンバーグどちらが好きですか?」なんて質問してましたが(^^;)
でも握手ができたからまあいいかあ。
ご利益ありそう。
きのう今日とまじめに練習しているのは間違いなくこの夜の影響ですな。
あとこれは蛇足ですが、思ったことを。。。
やっぱり無理をしてでも生演奏を聴きにいくべきだということを痛感しました。
感動する心を持ち続けることは指導する上でも大事な気がする。
どんなに熱心にレッスンしたところで机上の空論では生徒には伝わらないからね。
ピアノ教師は平日夕方が拘束されるのでなかなかコンサートに出かけることが難しいのですが
これからは最低でも月に1回と決めて(できればもっと行きたいけれど!)
なんとかスケジュールをやりくりして
まめにコンサートに通おうと思いました。
以上、長文失礼しました!
9/26 金曜日、小曽根真さんのコンサートだったのです。
会場は初台のオペラシティ。
半年前から押さえたチケットはなんと2列目中央。
小曽根氏の真後ろですよ!
弾きながら歌う小曽根さんの声も聞こえてくる位置。
小曽根氏の登場からもう楽しくて楽しくて
終始 顔がほころびっぱなし。
・・・でありながら、目には涙という(笑)。
生きてて良かったとしみじみ喜びをかみしめられた夜でした。
以下に感想を。
ちょっと長くなりますが、興味のない方は読み飛ばしていただければ良いです。
感動したことだけ伝わればそれでOKでございます。
--
このコンサートの見どころはほかにも
グラミー賞のパキート・デリヴェラ氏の吹くモーツァルト「クラリネット協奏曲」、
ふだんはソリストである漆原朝子さん(Vn.)がコンミスを務められたこと。
これだけでもなかなか見られるものじゃない。
1曲目「ジュノム」はモーツァルトのコンチェルトの1曲です。
わたしは小曽根さんの「ジュノム」は3度目。
2006年のラフォルジュルネで初めて聴いて衝撃と感動で涙、
昨年冬に偶然カーラジオで聴いて駐車場で30分動けず涙、
そして今回、間近で見て涙。
って全部泣いてますけど(笑)
小曽根さんはジャズピアニストなのでもちろんアドリブ部分は毎回違うのですが
今回は漆原さんのアドリブ(これも本邦初公開だとか)との絡みもあって
そこで一番感極まってしまった。
小曽根さんのすごいところは
オリジナルの譜面をきちんと弾くこともできて
さらにエキサイティングなカデンツ(即興)まで違和感なくまとめ上げるところ。
「モーツァルトが聴いたら怒るでしょうか?」とMCでおっしゃっていましたが
モーツァルトは冗談が好きだったというし
むしろ喜ぶんじゃないかなあ。とわたしは思うです。
2曲目のクラリネットコンチェルトは
父親が何度かソロを吹いており、わたしにとっても幼いころからなじみのある曲。
1楽章もおもしろく聴きましたが、
特筆すべきは2楽章。
2楽章は緩徐楽章といわれるように、ふつうはゆったりと演奏されるのだけど
なんかちょっとテンポ早め?と思っているうちにパキート氏の衝撃の1音。
そこからはもうジャズの世界。
全然「緩徐」じゃなかった(笑)
後半の小曽根さんとパキート氏とのインプロヴィゼーションは
スタンダードやパキート氏のオリジナルで数曲。
そしてフィナーレはバッハの平均律をモチーフにした全メンバーによる即興。
圧巻でした。
聴衆は総立ち。
およそクラシックのコンサートではめったに見られないほどの熱狂で
当然のようにアンコール。
なのですが。
「サプライズがあります」と小曽根氏。
なんと、客席から
トロンボーンの中川英二郎氏、ピアニストの塩谷哲さんとトランペット奏者の方(ごめんなさいお名前わかりません!)が次々とステージに!
塩谷哲さんといったら、わたくし高校時代からの長年のファンなのです。
まさかあの方がこの場にいて、しかも小曽根さんとのデュオをこんなに間近で拝めるとは…。
このお二人のデュオを生で見る&聴くのは実は初めて。(もちろんアルバムは持ってます)
もう言葉が出ないです。
5人によるアンコールが終わったあとも拍手は鳴り止まなくて
もう1曲だけね、と小曽根さん&パキート氏とオケのメンバーとで始まったのが「リベルタンゴ」。
「みんな曲は知ってるけど合わせるのは今が初めて」という前フリの一言がなかったら
初めてだなんて思えないクオリティですよ。さすがプロ集団。
19:00にスタートで、終わったのが21:40くらいだったかな?
ちょっと記憶が定かじゃないですけれど。
ボリュームたっぷりでしたが、時間が過ぎるのがあっという間で
もっと聴きたいと思った。
そうそう、それから
小曽根さんの魅力のひとつは、その表情ですね。
1曲終わるごとに本当にいい笑顔をなさるんです。
こちらまで幸せになる。
本番後のCD購入者対象のサイン会でもおひとりおひとりと会話をされて
(挨拶程度ではなくてきちんと会話!すごいサービス精神!)
お人柄を感じました。
わたしは例によって月並みなことしか言えなくて自分にガッカリ。
(一緒に行った妹は「カレーとハンバーグどちらが好きですか?」なんて質問してましたが(^^;)
でも握手ができたからまあいいかあ。
ご利益ありそう。
きのう今日とまじめに練習しているのは間違いなくこの夜の影響ですな。
あとこれは蛇足ですが、思ったことを。。。
やっぱり無理をしてでも生演奏を聴きにいくべきだということを痛感しました。
感動する心を持ち続けることは指導する上でも大事な気がする。
どんなに熱心にレッスンしたところで机上の空論では生徒には伝わらないからね。
ピアノ教師は平日夕方が拘束されるのでなかなかコンサートに出かけることが難しいのですが
これからは最低でも月に1回と決めて(できればもっと行きたいけれど!)
なんとかスケジュールをやりくりして
まめにコンサートに通おうと思いました。
以上、長文失礼しました!
- 日記のような
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