9/21-25・26-今

  • 2009.09.28 Monday
  • 23:00
電話で訃報を受け、門下生間で連絡メールが飛び交っている間は現実感がないまま時が過ぎる感じでしたが、当日を迎え斎場に着くまでの間、これから直面する現実への恐怖のあまり電車ではずっと気分が悪く吐きそうで、斎場のある駅では下車後、一歩も足が動かなくなりました。

葬儀では受付係の後ろで単純な事務作業でしたが
失敗は許されないという緊張感で仕事に没頭してました。
これが良かったようです。
普通に参会者として会場の中にいたら正気でいられなかったと思う。

会場にいる間もゆっくり別れを惜しむ気持ちになれなかったのは
やっぱりまだ信じられないから。
「よ、本橋、来たのか」と頭の中に先生の声が聞こえてきます。

--

2日間の葬儀を終えた今は普通の日々をこなし、食欲も戻りつつありますが
心が欠けた感触はまだ生々しく残っており、ふとした瞬間につい先生のことを考えてしまう。

あ、レッスンの間は集中してますのでご心配なく。

偉大な先生の魂を、生徒にも伝えていきたいと思う。

今はここまで書くのがやっとです。

恩師の訃報

  • 2009.09.23 Wednesday
  • 23:27
神野明先生がお亡くなりになりました。
21日の午前に同門の友人から連絡を受けました。
未だ信じることができません。

連絡を受けて以来、ショックで腑抜けのような状態です。
外の音は聞こえているんだけれど頭に入ってこないし
頭の中もぼんやり膜がかかったような状態。動作ものろのろとしたもの。

実感がないので悲しいという気持ちもはっきりと沸かず
ただ、心の一部が欠けてしまった喪失感のようなものを感じながら生活しています。

同門の幾人かがネット上で日記にしたりしているけれど
自分はまだ気持ちの整理がつかずなにも書けません。

金曜がお通夜、土曜が告別式とのことで
取り急ぎ該当曜日の生徒全員に休講の連絡をし
お式では2日間とも手伝いをすることになりましたが
この状態で斎場に着いて現実を知らされるのが今から本当に恐ろしい。

きのうなど、12月の演奏会の案内状の宛名書きをしていたのですが
今年いただいた年賀状の束の中に先生の字を見つけ・・・
・・・直視できず、すぐに束の中に戻してしまった。

61歳。
まだまだお若く、わたしもまだお習いしなければならないことがたくさんあるし
これからも変わらずご指導たまわるつもりでいたのに・・・

ショックが大き過ぎて・・・まだ本当に、受け入れられないのです。

9/21 ピティナステップ さいたま9月

  • 2009.09.21 Monday
  • 22:51
南浦和教室の生徒が5回継続表彰を受けました。
会場はさいたま会館の小ホール。



普段から多くの曲を積極的にこなすがんばり屋の生徒です。曲の数では教室内No.1かも。
ステージ経験の多さも確実に力になっています。

とはいえ今日の演奏では今後の課題があちこち見えましたね。
これからはいっそう基礎練習に力を入れていきましょう。

5回表彰は、これまでの成長をずっと見てきたわたしにとっても感慨深いです。
次は10回、25回と目指していきましょう。

おめでとう!

--

さいたまのピアノ学習者はステップの機会が多くてうらやましい。
浦和はとくに文化振興に力を入れている地域なんですよね。
宇都宮とは大きな差を感じます・・・

今回のステップはまなびピア埼玉2009協賛事業ということで
参加シールも特別仕様とのこと。
これ、ほかの地域の参加者に自慢できるのではないでしょうか。

また今日は100歳の参加者もいらしたとのこと。
こういう場面に出会うと人生の後輩として本当に励まされます。
会場にいらした方々にも勇気を与えられたことと思います。
何歳になっても弾けるピアノ。素晴らしいです。

--

それから。

連弾や生徒のコンクール対応レッスンなどでお世話になっているY先生が
アドバイザーインターンとしてお見えになっていました。
インターンが修了するとアドバイザーとして全国を飛び回られるのだそう。
先生のご活躍をお祈りいたしております!


それからそれから。

ピアノランドマスターコースの同期生とも再会。
ピアノ指導者ですが、今日は参加者としてステージに立つのだそう!
時間の都合で残念ながら聴くことはできませんでしたが、聴きたかったなぁ。

Mさん、今日は再会できてうれしかったです!!
お声かけていただいてありがとうございました!

9/14 SALT&SUGARライブ

  • 2009.09.18 Friday
  • 22:54
塩谷哲さん(pf)と佐藤竹善さん(vo)のユニット「SALT&SUGAR」のライブが
宇都宮市文化会館で行われました。

歌とピアノでたっぷり3時間のステージ!
オリジナルありカバーあり、どれも素晴らしくかなり酔いしれました・・・。
わたしの席はかなり前の方で、常にステージを見上げる格好だったので
後半首が痛かったですが(^^;

どれも良かったですがわたしはとくに「スペイン」と「PIANO MAN」が良かったです。
「スペイン」は楽器以外(歌)を聴くの初めてだったかも。超エキサイティングでした。
アンコール2曲目の「川の流れのように」は、そんなピアノあり!?って思うような
びっくりな、けれども流麗で美しいアレンジ。
余韻たっぷりで終演後もしばらく良い心地でした。

ツアータイトルが「"13年ぶり"てあなた!」というタイトルだったんですが(笑)
ほんと待たされました。
毎年何らかのかたちでお2人のステージは聴きに行っているのですが
やっぱり冠ライブで濃く堪能できる時間が欲しかったので。

来月の渋谷Bunkamuraも行く予定です!

--

余談ですが、
2月にテレビ東京「音遊人(みゅーじん)」で塩谷さんがピックアップされていましたが
塩谷さんのご自宅でお嬢さんが練習していたのがギロックの曲でしたね。
おお、ギロック弾くんだ〜となぜだかうれしい気持ちになったのを覚えています。
記憶に誤りがなければ「ウィンナーワルツ」だったと思います。

音遊人(みゅーじん)のスペシャルインタビューページを見つけました。→

SALT&SUGARの公式ページはこちら→■(音が出ます)

新しいテルミン

  • 2009.09.12 Saturday
  • 15:32
e-winds S 特別仕様(スクエアスイッチ増設)です。



15分前に届きました。
手早く動作確認し、弾き遊びたい気持ちを抑えて電源オフ。
間もなく出かけなくてはならないのです。受け取れてラッキーでした。

3台目となるこのテルミンは冬に控えるコンサートでデビュー予定です。

既存のe-windsに比べスイッチ類が増えているので
本番でまごまごしないように早く覚えて操作に慣れよう!おー。

9/10 小原孝さんによるギロックの講座

  • 2009.09.11 Friday
  • 23:20
小原孝さんの「ギロックを弾こう・3回シリーズ」
第1回目を聴講しに国立に行ってきました。

青春18きっぷの使用期間最終日だったので意地もあり
国立まで普通列車で向かったら、所要時間3時間以上。

片道2時間程度の移動は小さい頃から日常的にしていたのでなんとも思いませんが
3時間を超えるとこのわたしでも「ちょっと遠いな」と感じます(^^;

この日はあらかじめ休講日にしており
夜間に補講レッスン(90分)が1本あるだけだったのですが
1日のうちの約7時間を移動に費やしたこともあり(しかも慣れない5時起き)
帰宅→補講が終わったあとは気力と体力消耗でぐったりでした(笑)

次は新幹線かな・・・出費は痛いけど体力温存重視で。

--

それはさておき、講座の話。

今年発売された「ギロックベスト」レベル1〜4と抒情小曲集を
3回に分けて学ぶ講座です。

演奏者である小原さんの視点からの解釈や音色づくり、レコーディング秘話などなど
遠くても行って良かった!と思える内容でした。

ギロックはピアノ学習者なら多くの人が知っていますし
りすのーとでも半数以上の生徒が弾いたことがあります。

でも、小原さんのおっしゃる通り一般的な認知度は低い。
もったいないことです。
音数が少ないからこそ無限の想像力を持って取り組める
本当に稀有な優れた作品群だと思います。

小原さんのギロックのCDが素晴らしかった話は過去日記でも書きましたが
今回小原さんの演奏と講話を生で間近に聴き
あらためて作曲家と作品への愛情と敬意を感じました。

ギロックの作品はどの生徒にも弾いて欲しい。
まだの生徒はこれから必ず取り組みますよ!
ピアノやっててよかったと思えるような素敵な曲ばかりだから、楽しみにしていてね。


それから、衝撃的な話。

「ある曲」の指定速度が大幅に誤っていたらしいのです。
このたびの小原さんのレコーディングで初めて明らかになったとのことでした。

ギロックの楽譜が日本で出版されて20年ほど経ちますが
20年もの間誰も誤りに気付かず誰にも指摘されず・・・

アメリカをはじめとする海外版では作曲者であるギロックの指定どおりの数字が楽譜冒頭に書きこまれていますが
日本ではなんとその曲のテンポは2倍遅く印刷されているとのこと。
テンポが2倍って、音楽がまったく変わりますよ。

何年か前、その曲を生徒が弾いたとき
なんだかこの指定速度だともったりしてるなあと思って
書いてある速度よりやや早めに仕上げた記憶がありますが、あれで正しかったのね。。。

どの曲がそうであるのかとか、小原さんのCDではどうなっているとか
ここでわたしが書くのは適切かわからないので詳細は書きませんが
楽譜の方はきっと次の版では直っていることでしょう。

--

また話は変わりますが
ピアノランドマスターコース卒業生とここでも再会!
絶対どなたかいらっしゃると思っていたんだ!(^^)
行く先々で知り合いの方と会えるのも講座の楽しみです。

次回は予習して行こう。今回は予習が手薄だったし(笑)

9/7 セミナー・練習・演奏会

  • 2009.09.08 Tuesday
  • 23:24
PTNA主催のセミナー「導入期のレッスン手法を広げましょう!」を聴講しました。
会場は小山市立生涯学習センター、講師は川?みゆき先生、
「ミッフィーのぴあの絵本」を用いた導入期の指導法を学んできました。

導入期レッスンにはこれと決めた流れが自分にはありますが
生徒も本当にいろんなタイプがいるので手数は多いほうが良い。

本から切り離して折るクラフトは非常によく考えられていて優れた内容ですし
付属のCD音源はただ流して聴くだけでも楽しい。

「ミッフィー〜」、現時点ですぐ使えそうな生徒はいませんが
今後使ってみたいと思えるテキストでした。

講座後は友人とランチ(軽く打ち合わせもできた)、
その後は池袋の貸しスタジオでひとりで小一時間ほど練習。

そしてさらに移動、練馬文化センターにて大学時代の恩師 神野明先生のリサイタル。
数年ぶりの再会・・・となるはずでしたが、急病で先生はご出演されず。。。
代演の方々によるステージとなりました。
先生のご病状、とても心配です。

演奏会の方は、ピアノ生誕300年ということで
ステージ上にはピアノのほかにクラヴィコードとチェンバロが。
演奏者の方々の対話形式のトークも分かりやすくて楽しめました。

特筆すべきは第2部のメンデルスゾーン生誕200年特集。
メンコン(あの有名なヴァイオリン協奏曲)は耳ダンボで聴きました。
昨春自分も弾きましたがお世辞にも満足ゆく出来栄えには仕上がらず、歯噛みした曲です・・・
メントリ(ピアノトリオ1番)はもう圧巻。
おふたりの弦の奏者も素晴らしかったですが
渚さんのピアノ、やっぱり素晴らしいです。いろいろ超越してました。
わたしも同門・・・のはずなんだけど・・・(-_-;
メンデルスゾーン、ちゃんと勉強しよう・しなきゃ!と思った夜でした。

演奏会は大満足でしたが、神野先生があの場にいらっしゃらないのがすごくさびしかったです。
一日も早いご回復をお祈りしています。

・神野先生のインタビュー記事を見つけました。→
 このお写真のような明るい笑顔にお会いしたかった。

--

ここでインフォメーション。

この日大喝采を浴びた渚智佳さんのピアノが栃木でも聴けます。

10月4日、栃木県総合文化センター・サブホールにて。
〜赤ちゃんへ、子どもたちへ〜「はじめてのクラシック」というタイトルの
子ども向けでありながら、本格的なクラシックコンサートです。

去年行った生徒の親御さんがとても良かったと話していらっしゃいました。
わたしはその日予定があり行けなくて残念(;;)

時間やプログラムなど公演詳細はこちらのページをご覧ください。

ミュージックキー指導講座・何回目かのディプロマ

  • 2009.09.03 Thursday
  • 23:59
通信配り始めてます。
今号は入賞者の写真や生徒さんの寄稿もあってにぎやかな内容です。



左上のリスは生徒さんからの頂き物。
耳に房毛があるのでたぶんエゾリス。非常にかわいい。

--

今日は池袋でミュージックキーの指導法講座でした。
講師の岩瀬洋子先生にはピアノ指導をはじめたばかりの頃からお習いしています。

何年通っているんだろう?
ふとノートの最初のページを見てみたら、2002年10月の日付が付いていました。
もう7年!!
自分でもちょっとびっくりしました!

こんなに通っているけれど、身についているかは・・・???

今日の講座でも、あちらこちら抜けている点に気づかされ
反省を新たにした次第です。
とりあえず今日の講義をもとに「やることリスト」を作りました。全部今月中!

講義終了後、洋子先生に「変わらないよね〜」とおっしゃっていただけたけれど
先生も全然変わってません!
それどころかどんどんお若くなっているように感じます(^^)
いつお会いしてもやさしさと笑顔にあふれ
魅力的な人って先生のような方をいうのだなと思います。

先生のおかげでわたしも指導の仕事を前向きに続けていられるし
だからこそ今りすのーとに通ってくれている大好きな生徒たちとも出会えたんです。
いくら感謝しても足りません。
静岡(MKがあります)には足を向けて寝られませんね。

近年レッスン時間が増え(これも幸せなこと)、以前よりも都内に通うことが時間的に難しくなってきたけれど
得るものの大きさはなにものにも代え難く、
できることなら一生先生のもとで学び続けたいと思っています。

感慨にふけりながら電車で帰り、
帰宅後のレッスンはいつにも増して(?)豊かな気持ちでのぞめました(笑)

--

岩瀬洋子先生の連続講座はまた10月から新規に池袋で開講します。
ご興味ある先生方、詳しくはミュージックキーのサイトをご覧になってみてくださいね。

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